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名称 はたらき
1.サムターン デッドボルトを出し入れして施錠、解錠するための摘み。
2.錠ケース 錠前の機構部が納められている部分。錠本体ともいう。扉の内部に取付けるものを刻込錠、扉の表面に取付けるものを綿付錠という。
3.シリンダー キーで操作して施錠、解錠する部分。当社のシリンダーは高精度・高性能の6本シリンダー(6P)(標準仕様)をはじめ、さらに高性能な7本シリンダー(7P)やV18リバーシブルシリンダー(18シリンダー)などがる。
4.握玉 ラッチボルトを交代させるための玉状の取っ手。ノブともいう。取っ手がレバーハンドルのものをレバーハンドル錠という。
5.丸座取付ネジ 外側丸座に固定されている取付柱のネジ穴にネジ込んで、丸座と握玉を取付けるためのネジ。
余り強く絞め過ぎると、扉が変形して作動不良の原因となることがあるので注意を要する。
6.シリンダー・サムターン止めピン
シリンダーやサムターンを錠ケースに固定するピン
7.デッドボルト
施錠(本締まり)するためのボルトで、キーやサムターンで操作する。かんぬきともいう。
8.ラッチボルト
扉が風圧などで開かないように仮締りするためのボルト。
よりスムーズに作動するように、AH・PH ・HCシリーズではアンチフリクション式となっている。
9.ケース振れ止め
錠ケースを扉に固定される部材で、錠が長期に亘って安定して作動するようにしたもの。
錠ケースの外部に設けたもの(AH・PH 、電気錠ES・ELシリーズなど)と、錠ケース内に設けたもの(LXシリーズ)とがある。
10.取付柱 外側丸座に固定されている柱で、ネジ穴が設けてあり、これに室内側から丸座取付ネジをネジ込んで握玉・丸座を取付ける。
11.フロント裏板 錠ケースに固定されている取付用の板。フロントと一体のものもある。
12.フロント 扉の内部に取付で、それに設けられた穴(受穴)にデッドボルトやラッチボルトが入り込んで施錠される。
13.受座(ストライク) 枠に取り付けられる部材で、それに設けられた穴(受穴)にデッドボルトやラッチボルトが入り込んで施錠される。
14.箱受(ストライクボックス) 受座を取付けるための枠に切欠部を覆うための部材。
工事中のトロ(モルタル)が受座内に入り込むのを防ぐ役目もあるのでトロヨケとも呼ばれる。



錠前を正常に永くご使用いただくため、次の点にご留意ください。

施錠するとき、デッドボルト(かんぬき)が出きったかどうか必ず確認してください。キーやサムタンをしっかりと最後まで回すとデッドボルトは全部出きります。なお、ハンドルやノブを操作して完全に施錠されたことを確認してください。 メーカーの純正キー以外の複製キーは、加工精度や加工面の状態によってはシリンダーの作動に悪影響をおよぼすことがあります。できる限り当社の純正キーをご使用ください。

シリンダーの鍵穴に異物(例えば針金やマッチ棒など)を入れないでください。異物が詰まるとキーの操作ができなくなります。 デッドボルト(かんぬき)を出したままドアの開閉をしないでください。デッドボルトの突起が身体に当たる危険があるばかりでなく、ストライクや枠を傷めます。
錠前、ストライク、ハンドルやノブなどの取付けねじに緩みが生じたら、ねじの締め直しをしてください。 キーには使用場所がわかる表示は付けないようにしてください。紛失したときに悪用される恐れがあります。
錠前は分解、改造しないでください。中の部品(バネなど)が飛び出して思わぬケガをしたり、正しく組立て直すことが出来なくなることがあります。 錠前、特にハンドル表面には傷をつけないように注意してください。傷の部分から変色したり腐食する場合があります。ハンドルを操作する時、指輪などによって知らぬ間に傷がつくことがありますのでご注意ください。
経年変化によりドアがゆがんだり、吊り下がりが生じて錠前がスムーズに動かない場合は、ドア全体としての専門家の修理が必要です。そのような場合は、速やかに建築物の管理責任者、施工業者または建具メーカーにご相談ください。
錠のフロントやストライクの表面に保護シートが付いている場合は、必ずはがしてください。そのまま放置されますと、保護シートに付いている糊などの影響でさびが発生したり変色することがあります。

なお、電気錠の場合は次の点も特にご留意ください。

電気錠は分解しないでください。作動不良の原因となるばかりか、感電する恐れがあります。

デッドボルト(かんぬき)を出したままドアの開閉をしないでください。デッドボルトの突起が身体に当たる危険があるばかりでなく、ストライクや枠を傷めます。
電気錠を落としたり、ハンマーで叩くなどの衝撃を与えないでください。作動不良の原因となります。

防滴仕様でない製品は(電装部品)に水がかからないよう、注意してください。電気錠(電装部品)に水がかかると故障の原因となるばかりか、漏電や感電の恐れがあります。
電気導線は、折り曲げたり、はさんだり、傷つけたりしないように、また部材と部材と部材の間にはさまれてつぶれないよう、注意して取付けてください。導線の破損は、漏電や感電の原因になり、家事や事故の原因になります。
錠前、特にハンドル表面には傷をつけないように注意してください。傷の部分から変色したり腐食する場合があります。ハンドルを操作する時、指輪などによって知らぬ間に傷がつくことがありますのでご注意ください。

■錠前を正常に、またいつまでも美しくご使用いただくために次のようなお手入れを行ってください。

1 シリンダーの錠穴に、潤滑剤を注入する。
キーの抜き差しや回転操作が重くなったら、鉛筆(軟らかい芯)の粉(黒鉛粉)または専用のシリンダー専用潤滑剤「CQ303シリンダー潤滑剤」を鍵穴に入れてください。鉛筆を使用する場合は、キーの切込み面を鉛筆でなぞったあと、抜き差しを数回おこなってください。
(注)油やCRCは絶対に使用しないでください。作動不良の原因となります。
2 錠前のハンドルなどを定期的に”から拭き”をする。
ハンドルなど錠前の表面を定期的(月に1〜2回程度)に柔らかい布で”から拭き”をしてください。
錠前の表面に汚れ、ほこりなどが付着したまま放置しますと変色、腐食します。特に海岸地帯や交通量の多い道路沿いは塩分や排気ガスによる汚損が進みやすいのでこまめにお手入れしてください。
お手入れの際、シンナーなどの有機溶剤や酸、アルカリ、塩素などの化学薬品などで洗浄しないでください。また、錠前に直接水をかけないでください。

1.から拭き
2.水拭き
3.中性洗剤を使用する
柔らかい布で”から拭き”を定期的に行ってください。 から拭きで汚れがとれない場合は水拭きをしてください。 水拭きでも汚れがとれない場合、中性洗剤を使用してください。
※錠やハンドルを固いブラシでこすらないでください。また、汚れを落とす場合にシンナーなどの有機溶剤は、絶対に使用しないでください。



平成16年4月1日に警察庁より防犯性能の高い建物部品の目録が公開されました。
この防犯性の高い建物部品を防犯見物部品とよび、共通のCPマークを表示することができます。この防犯建物部品は官民合同会議の防犯性能試験に合格した製品です。
1.官民合同会議
建物への侵入犯罪をの防止を図るため、平成14年11月に「防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議」が設置されました。
その設置趣旨は以下の通りです。
「細菌における建物への侵入による犯罪の実体にかんがみ、関係する省庁および民間団体が建物部品の開発および普及の方策について検討を行うため、防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する合同会議を設置する。」
防犯性能の高い建物部品の開発・普及に関する官民合同会議設置趣旨より

2.構成員(官民合同会議に参加している関係団体)
警察庁
社団法人
日本サッシ協会
社団法人
建築業協会
国土交通省
社団法人
全国警備業協会
社団法人
住宅生産団体連合会
経済産業省
社団法人
日本防犯設備協会
社団法人
日本建築士会連合会
板硝子協会 日本ロック工業会
社団法人
日本建築家協会
日本ウィンドウ・フイルム工業会 財団法人
全国防犯協会連合会
社団法人
日本建築士事務所協会連合会
社団法人
日本シャッター・ドア協会
財団法人
ベターリビング
社団法人
日本損害保険協会

3.試験をする建物部品の種類

【1】ドア
1)ドア(A種)
(スイングドアのうち、ドア(B種)以外のものをいう。なお、試験細則はサッシと共通とする。)
2)ドア(B種)
(主として中高層建物(ビル・マンション)の出入り口に使用されるスチール製又はステンレス製のスイングドアをいう。)
3)錠(交換用シリンダー及びサムターンを含む。)

【2】窓

1)サッシ(スライディングドアを含む。)
2)ガラス
3)フィルム
4)窓用雨戸及び窓用面格子(試験細則はサッシと共通とする。)
5)窓用シャッター


【3】シャッター

1)重量シャッター(シャッターのうち窓シャッター以外のものであって、スラットの板厚が1.2mm以上あるもの及びこれと同等以上の防犯性能を有するものをいう)
2)軽量シャッター(シャッターのうち、窓シャッター及び重量シャッター以外のものをいう)
3)シャッター用スイッチボックス
当社の防犯建物部品は(1)ドアの3)錠に定められた試験に合格した製品です。


防犯性能ぼ試験は3段階に分けて試験されます。最終の試験に合格した製品が防犯建物部品となります。


応募した全ての製品について特殊な技能を持った複数の試験員が下記の5項目について試験を行います。基準以上の成績の製品が合格となります。

1.耐ピッキング試験
2.耐インプレッション試験
3.バイパス解錠試験
4.耐読み取り性能試験
5.サムターン解錠試験



第1系列の合格品について複数の一般試験員が下記項目の試験を行います。基準以上の成績の製品が合格となります。

1.ドリリング試験
2.シリンダーのもぎ取り
3.シリンダープラグの引き抜き
4.シリンダープラグの捻り
5.デッドボルトの切断
6.携帯用ガスバーナー試験



第2系列の合格品について一般試験員が行う試験です。
予め決められた標準ドアと標準枠に製品を取り付け、一般試験員がバールを用いたドア錠こじ破りおよび受け座壊しを行います。いずれの場合もドアが開くまでの実働時間が5分以上かかる場合は合格となります。または、開き扉の彫込錠、面付錠および引戸錠において日本ロック工業会規格JLMA A 2001ー2の「外力に対する性能」のグレード3以上の強度性能を持つ錠については第3系列の試験については合格とみなされます。



電気錠システムは第1〜第3系列の試験以外に、以下の試験基準を満たした製品が合格となります。

1.電気的攻撃
2.各システム固有の試験

試験の詳細に付きましては警察庁のホームページ
http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki9/hp_keisai.html
をご参照ください。




有限会社ビワコ・ロックシステム
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